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買取相場・トレンド

金の売り時はいつ?相場が上がる理由や金を売るタイミングをご紹介

2024.1.26

現在、過去最高水準で金の価格が高騰しています。金や金製品を長期間持っている方のなかには「今が売り時?」「もう少し待った方が良い?」と売却するタイミングを悩んでいる方も多いのではないでしょうか。そこで今回は、金の売り時を知るために役立つさまざまな情報をご紹介します。金の相場が上がるタイミングや、金が高騰している理由などを徹底解説します。2023年の金の価格推移、金の売り時を逃さないためのポイントなどもまとめました。手元に金や金製品をお持ちで金の売り時を考えている方は、必見です。

INDEX

どうしたら金の売り時がわかる?

はじめに、金の売り時はどうしたらわかり、どのように把握するでしょうか。

まず、大前提として金には「金の相場」が存在し、売買するときのタイミングによって売買額が変動することを理解しておきましょう。もちろん、金の売り時は相場が高いタイミングをねらうのがおすすめです。そのため、金を売りたいと思ったら、まずは金の相場を確認してください。過去の価格推移や直近の変動幅をチェックして、金の価格が概ね高い時期であれば売り時といえます。

しかし、金の相場が「いつ上がるのか、最高値になるのか」は誰も予測できません。金の相場の変動を中長期的に確認して、相場が高い時期を見極めるなど、日頃からこまめに相場をチェックしておくことが重要となります。

金の相場が上がるのはどんなタイミング?

金の相場を見ると、日によって価格が数十円単位で変動しています。では、どのような要因から金の相場が上下するのでしょうか。ここからは、金の相場が上がる時期はいつなのか、金が売り時となるタイミングを4つご紹介します。

世界経済が不安定なとき

世界経済が不安定になると、金の相場が上昇する傾向にあります。なぜなら、世界市場が不安定な時期は、その打ち手として金に投資する人が増加するためです。企業が倒産してしまったらただの紙切れとなってしまう株券などと異なり、金は現物資産なので「金」その物自体に価値があります。そのため、将来的な不安が感じられるときには、金の需要が高まる傾向にあるのです。

世界経済の不安定材料としては、主に金融市場が不安定なときや、国際的なテロや戦争などが起きている、有事のときなどが挙げられます。過去に発生した、金の相場に大きく影響した国内外の出来事については、後ほど詳しくご紹介します。

円安・ドル高が進んでいるとき

為替相場の状況は、金の価格に大きく影響します。世界における金の取引は米ドルで行われますが、信頼性が高い通貨である日本円が下落し、円安・ドル高が進んでいるときには、金の買取価格が高くなるでしょう。資産家たちは円が安くなると円を売り、安全資産である金に乗り換える動きが出るといわれています。つまり、円安・ドル高が進めば進むほど金に対する需要が高まり、相場が高くなっていくのです。

どこかの国が金の購入に走ったとき

金は世界共通の資産であり、個人だけでなく各国の中央銀行も金を保有しています。その量は、限りある金全体の40%のうち、半分が各国の現物資産として保管されているといわれています。国が金を購入するタイミングは、金の需要が上がり供給が降下するためです。

各国の中央銀行はリスクヘッジのひとつの手として金を保有しており、それらの売買の動向が金の相場に大きく影響するのです。どこかの国が金の購入に走ると、金の相場が上がります。

近年では、経済成長が顕著であるインドや中国などの中央銀行が積極的に金を購入しています。その影響で金の需要が高まり、金の相場上昇につながっているといわれています。

米ドルに対する信頼が著しく低下したとき

世界共通の資産である金の取引は、米ドルを基軸に行われています。先述したとおり、為替の動きは金の相場に大きく影響するのです。つまり、米ドルに対する評価が低下すると、比較的金に対する評価が高まるといった関係性が成り立ちます。

世界各国の中央銀行は、万が一の備えとして外貨である米ドルを多く保有していますが、その米ドルの信頼が下がると、代わりとして金を購入する動きになります。過去にも、米ドルに対する信頼性が下がったときに、金の相場が上昇した出来事が多々あります。

金の相場が大きく動いた!国内外の出来事をチェック

過去、さまざまな出来事をきっかけに金の相場の上昇が見られました。金の相場に大きな影響を与えた国内外での出来事について、具体例を4つ挙げてご紹介します。

9.11世界同時多発テロ事件(2001年)

イスラム過激派による「9.11世界同時多発テロ」が発生したとき、金の価格は上昇しました。同時多発テロ事件が起きる前までは、「米ドルを保有していれば安心」といわれてきました。しかし、テロ発生直後から金融市場は一変し、アメリカの株価が大幅に下落したのです。世界共通の基軸外貨として信頼性の高かった米ドルに売りが続き、安全資産とされる金が買われる動きが強まりました。「有事の金」として金の価値が、評価されたきっかけとなる出来事です。

リーマンショック(2008年)

世界経済が不安定になった代表的な出来事といえば、2008年9月に起きたリーマンショックです。アメリカの大手投資銀行であった「リーマン・ブラザーズ」の史上最大規模の倒産を発端に、世界中に経済危機、大きな不況が訪れました。株価の下落など金融市場が大荒れしたことから、金の価格は一時的に大きく値下がりました。しかし、現物資産の金の価値が見直され、2009年以降から2013年初め頃までの長期間、金の価格高騰が続いたのです。投資家たちが「自らの資産を守ろう」といった動きが増えたことにより、金の需要が一気に高まりました。

アベノミクス(2013年)

2013年、世界中で金の価格が下がっているのにもかかわらず、日本の金価格が上がっていきました。その要因は、当時の内閣総理大臣である安倍晋三氏がスタートさせた財政金融政策、いわゆる「アベノミクス」です。アベノミクスは日本経済の立て直しをねらいに、大胆な金融政策を実行しました。その結果、日経平均株価は上昇、円安も進行したため金の価格が上がったのです。

金の価格上昇のもうひとつの理由としては、「将来的な日本財政悪化への不安感により、安全資産である金に対して、需要が高まったからではないか」といった見解もありました。

新型コロナウイルスの拡大(2020年~)

世界中で流行した新型コロナウイルス感染症も、金の価格を上昇させた一因です。当時、「未知のウイルス」として恐れられた新型コロナウイルスは、2020年から流行し始めました。それから数年もの間、世界各国の社会経済・社会情勢は不安定な時期に入ることになります。さまざまなことが制限され、自粛を余儀なくされたことから消費は大きく落ち込み、経済状況は悪化しました。株価も暴落した結果、安全資産となる金の買いが一気に進行したのです。また、各国の中央銀行が大胆な財政金融政策を講じたことで、通貨より安全と信頼性の高い、安全資産としての金の価値が再評価されました。

2023年は売り時?金が高騰している理由を解説

ここからは2023年に金が高騰し続けた理由や、金の価格推移などを見ていきましょう。2023年に金の最高値をつけたのは、いつだったのでしょうか。

【2023年】金が高騰している理由

2023年に金の価格が高値を推移した理由は、大きく2つ考えられます。1つ目は、新型コロナウイルス拡大の影響、2つ目はロシアのウクライナ侵攻の影響です。先述したとおり、金の相場が上がる(金の価値が高まる)タイミングは、世界経済や社会情勢が不安定なときです。2023年は世界情勢の混乱が続いたことを理由に、安全資産である金の価値が高まり続け、金相場が上昇し続けたと見られています。

【2023年】金価格の推移

田中貴金属工業株式会社の「金価格推移」を見ると、2023年1月から11月までの月平均の金価格の推移は下記のとおりです。

2023年 月平均の参考小売価格(1gあたり)
1月 8,024円
2月 7,990円
3月 8,249円
4月 8,620円
5月 8,822円
6月 8,871円
7月 8,879円
8月 8,988円
9月 9,155円
10月 9,246円
11月 9,604円

※表の価格は、田中貴金属工業株式会社に掲載されている「月平均の参考小売価格(税抜)」をもとに作成しています。

2023年の金の価格は、概ね右肩上がりに推移しました。一度、10月上旬に降下傾向になりましたが、回復後はさらに値を上げて推移しました。1月に平均8,024円/gの高値でスタートしたのにもかかわらず、11月には平均9,604円/gまで上昇し、年間とおしておよそ+1,500円/g以上の値上がりとなっています。2023年は、金の相場は過去最高値水準となった年であるといえるでしょう。

2023年の金の最高値はいくら?

続いて、2023年の金の最高値をチェックしてみましょう。

同じく田中貴金属工業による金価格の推移(12月18日時点)のデータを見ると、2023年における金の最高値は「2023年12月4日、10,928円/g」です。

このときに金相場が最高値を更新した理由は、明確には分かりません。しかし、12月上旬はウクライナ侵攻による世界的な有事ムードがより一層高まった時期でもありました。12月1日~3日の間に起きた国際的なニュースを見ても、イスラエル対イスラム組織ハマスの戦闘が再開されたり、パレスチナ自治区ガザ南部への侵攻を始めたりするニュースが報じられています。これらの世界的な動きを受けて、「有事の金」と呼ばれる金の相場にも変動が見られたのかもしれません。

売り時はいつ?2024年も金の高騰は続くのか?

金や金製品を保有している方が最も気になるのは、今後の「金の売り時はいつなのか?」「金の相場は高値のまま推移するのか?」といった点ではないでしょうか。ここからは、2024年も金の高騰は続くのか、金の相場について見ていきましょう。金を売るタイミングに悩んでいる方は、検討材料のひとつにしてくださいね。

現在の金の相場

現在(2023年12月18日時点)の金の価格は、店頭小売価格(税込)10,224円/g、店頭買取価格(税込)では10,115 円です。12月4日の高値をピークに、若干の降下傾向にありますが、現在も10,000円/gを超えており、高値を推移し続けています。

金の高値は継続中!今が売り時!

金価格推移を見てみると、現状の金価格の相場はかなりの高値の状況であるといえるでしょう。2023年に入ってからの金価格は安定して上昇傾向にあり、毎月の平均価格は高騰し続けています。2023年11月の平均金価格は、過去5年間で最高値となる9,506円/gを記録しています。まさに、今が金の売り時といえるのではないでしょうか。

さらなる値上がりを期待して保有もあり

現状においても金の価格は高騰を続けているため、今後さらに金価格が上昇する可能性もあります。長い間、金を保有している方であれば、現状よりもさらに値上がりを期待して、このまま金を保有し続けるのもひとつの手でしょう。しかし、金は持っているだけでは資産を生み出しませんので、売り時をしっかりと見極めることが重要です。金の売り時を正しく理解し、売却タイミングをご自身で判断していきましょう。

金の買取価格高騰が意味するものとは?~今後の相場の動きも予測できる?

売り時を逃さないためにできる4つのこと

では、今後金の売り時を逃さないためにどのようなことに取り組めるでしょうか。ここでは、4つの売り時を逃さないための対策をご紹介します。

金の相場の動向をチェックする

金の相場は、毎日変動します。売り時を正しく判断するためには、相場の動向チェックが大切です。金の価格データを用いて、現在の相場を把握しましょう。1gあたりの価格は小さなものですが、さまざまな要因から大きく価格が変動する可能性もあります。例えば、2023年12月の小売価格の前日比を見てみると、+2円、-23円と変化の小さな日もあれば、-274円、+209円と200円以上も価値変動が見られる日もありました。

金の相場の動向をチェックして分析することは、金の売り時を判断するときの大きな判断材料となります。傾向をつかみ、適当な売却タイミングを見極めましょう。

為替相場をチェックする

金の売り時を判断するときには、金の相場だけではなく為替相場をチェックすることも重要です。金は、世界では米ドル・日本では日本円で取引されています。そのため、円からドルに換算するときには、ドル円為替相場の影響を受けることになります。金は円安時期ほど価格が上がり、買取価格も高まる傾向にあるため、世界における金の相場価格が変わらなくても、ドル円為替相場の影響によって日本の金価格が大きく変化する可能性があるのです。

日本における金の取引価格の変動は、世界の金の相場よりもドル円為替相場の影響が強いともいわれています。金の売買のタイミングを判断するときには、円安の時期をねらってみましょう。

売却のタイミングを自分で決めておく

金の売り時を判断するには、最終的にはご自身の決断力も必要となります。金の価格は「今後いくらになるのか?」「いつ最高値になるのか?」などの予測は、誰にもできません。そのため、高騰を続けていてもある日突然、金の相場が急降下して買取価格が下がってしまうケースもあるのです。どのタイミングで売りに出すのかを自分自身で決めておくことが重要になります。

売却タイミングに迷ってしまう方は、「〇〇円/gに売却する」と決めておくのもひとつの手です。目標とする売却価格を事前に設定しておくことで、売り時を逃してしまう心配が減るでしょう。

買取専門店に査定依頼し、現在の買取金額を知っておく

金の売り時を逃さないためには、現在の買取価格を把握して、保有している金の価値を知っておくことが大切です。実際の金や金製品を買取専門店などに持ち込み、査定を依頼してみましょう。査定を通して、持っている金の純度(24K・18Kなど)や、重量を正確に知ることもできます。ネックレス、ブレスレット、指輪などの金製品の場合はブランドやデザインによって市場価値が変わるため、保有する金の価値を、現在の査定額として把握することが可能です。ぜひ、査定額を知るためだけでも買取専門店に足を運んでみましょう。

信頼できる買取専門店を選ぶためのチェックポイント

金や金製品を買取してもらうなら、安心して査定依頼ができる買取専門店を選んでいきましょう。ここからは、信頼できる買取専門店のチェックポイントを4つご紹介します。

金の買取実績

まずは、金や金製品の買取実績をチェックしましょう。買取専門店やリサイクルショップなどでも、金の買取は対応してくれます。しかし、金に対して信頼できる知識をもっている方が査定を行ってくれるのかはわかりません。買取専門店には、得意不得意な買取ジャンルがあります。ぜひ、過去の金や金製品の買取点数が多く、実績豊富な買取専門店を選ぶように心がけてください。金の買取を得意とする買取専門店は、ホームページなどに金の買取実績を掲載しているケースが多くなっています。事前にチェックしておきましょう。

実店舗の数

実店舗の数は、信頼性を図るひとつの指標となるでしょう。最近では実店舗がなく、宅配買取ですべて取引を行うケースもあります。しかし、はじめての査定や高額となる査定になる場合は「実店舗に足を運んだ方が安心」といった方も多いのではないでしょうか。査定を依頼するなら、実店舗があるかどうかを確認して、全国における店舗数などをチェックするようにしましょう。店舗数も把握するなら、買取専門店のホームページを閲覧するのがおすすめです。

スタッフの接客態度

信頼できる買取専門店なのかは、対応するスタッフのサービスに表れるものです。実店舗に足を運ぶ機会があれば、スタッフの接客態度をチェックしてみてください。親切な買取専門店であれば、客側の見積もり依頼や疑問に対して真摯に向き合い、丁寧な対応をしてくれるでしょう。スタッフの対応力を見るためにも、はじめての査定依頼は実店舗に足を運んだ方が無難でしょう。

鑑定士の在籍

査定依頼をするときには、金や金製品などの専門知識が不可欠です。金について精通している鑑定士が店舗に在籍していない場合、正しい査定がされない恐れもあります。専門知識のある鑑定士ならば、査定額の根拠なども丁寧に伝えてくれるのでとても安心です。買取専門店を選ぶときには、鑑定士の在籍もチェックするように心がけてください。

金ネックレスの相場はいくら?買取値段の情報や高く売るコツを伝授

金の売り時に備えて、買取専門店で査定依頼しよう!

今回の記事では、金の価格が上がるタイミングなど、金の売り時について解説しました。現在、金の相場は急高騰しており、金の価格は10,000円超えの過去最高値を更新しています。金や金製品を保有している方は、今がまさに売り時です。ぜひ一度、買取専門店に足を運び、今持っている金や金製品の買取査定額を確認してみてはいかがでしょうか。

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記事を作成・監修したマイスター

TANAKAさん
小さな2人の田中を育てながら、オールジャンルで執筆中のアラフォー世代。趣味はお酒と睡眠。なんでも捨てたがるのに、なぜか片付かない過去の思い出の品とともに暮らしています。

金の高騰はいつまで続くの?高騰している理由と今後の動きを解説!

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