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買取相場・トレンド

金の高騰はいつまで続くの?高騰している理由と今後の動きを解説!

2024.1.23

2023年9月以降、金はグラム当たり10,000円を超える高騰価格で推移しています。金を保有している方の中には「まだ金価格は上がるかもしれない」と手放す時期で悩んでいる方もいるでしょう。今後も価格が上がり続けるのであれば、今売却するのは勿体ない気がしますし、もしも下落していくのであれば、今すぐにでも現金化を検討したいでしょう。金価格は予測が難しいですが、高騰理由を知れば10年後の金相場を予想できるかもしれません。手元にある金をどうするのが良いか悩んでいる方は、どのタイミングで売却するべきか追加で購入するべきなのか、ベストな方法を一緒に考えてみましょう。

INDEX

金価格が上がりすぎている!高騰している理由は?

金の価格は2023年12月現在1g当たり10,000円を超えており、最高値を更新し続けています。なぜ今金がこんなにも高騰し続けているのか、その背景を見てみましょう。

円安の傾向が続いていたため

1つ目の理由として挙げられるのが、円安の傾向が続いていたことです。2023年11月には1ドルが151円台後半となりました。同年1月には120円だったことから、かなり円安が進行していたことがわかります。円安ドル高の一番の要因となっていたのは、日米の金利差です。日本もアメリカも長い間金融緩和政策を取ってきましたが、アメリカは2022年3月に金融の引き締めに転換しました。これにより日米の金利差が開いたため、投資家の間で円を売る動きが強まったと考えられます。金の取引は、基本的にドルで行われており、日本ではドル建てで決められた金価格をドル円相場で円換算して金の価格が定められています。そのため円安傾向になると、金の価格は上昇するのです。

世界経済などの先行きに対する不安があるため

世界経済の先行き不安も、金の価格に影響します。無国籍通貨である金は安全資産であり、信用リスクがありません。現在はロシア・ウクライナ間で戦闘状態が続いており、世界経済に大きな影響を与えています。さらに2023年にはアメリカの銀行破綻が発生し、金融システムに対し大きな不安が生じました。先行きに対する不安が強まることで、安全資産である金の需要は高まり、価格が上昇するのです。

世界的に低金利状態であるため

金には金利がつかないため、どんなに金利が上がっても金を保有していることによる利益は得られません。金利が高いときは、金よりも債券などを保有している方が利益を得られます。しかし金利が低い場合、債権を保有していても利益がほとんど得られないため、金を保有していた場合と利益の差があまり生じません。そのため、世界的な低金利状態が続いている今、金の需要がさらに高まり、価格の上昇に結び付いているといえるでしょう。

各国で金を購入しているため

各国の中央銀行は、外貨準備のための通貨分散として金を保有しています。外貨準備とは、ほかの国へ外貨建て債務の返済が難しくなったときや、外国為替相場の安定のために外国為替市場で通貨間の売買をするときに使用する資産のことです。前述したように、世界経済の先行き不安などの背景から金の需要が高まっており、新興国を中心に金の購入が進んでいます。産金業界団体のワールド・ゴールド・カウンシルが発表したデータによると、中央銀行の金需要は、2023年1~3月に前年同期と比較し、2.5倍以上にまで増加しました。このことも金価格上昇の原因のひとつになっています。

金の供給量が減少傾向にあるため

金の需要が高まっている一方で、金の供給量には限度があります。ワールド・ゴールド・カウンシルが2022年に発表したデータでは、2021年12月時点の金の採掘済量は約20万5,000tです。確認されている埋蔵量は約5万4,000t。そのほとんどは、採掘が困難な場所にあるといわれています。

また、同団体が公表したデータによると、2014年以降金の需給は供給過多で移行していました。しかし、2020年をピークに徐々に供給量が減少傾向を見せています。2021年の世界金需給は669.6tの供給過剰でしたが、2022年は13.8tの供給過剰でした。供給量の減少も、ここ数年の金の価格に影響していると考えられます。

金価格の動きから読み取る金価格変動の要因とは?

これまでの金価格の動きから、金の価格変動にはどんな要素が関与しているのか読み取ってみましょう。

9.11世界同時多発テロ

2000年以降、金の価格を上昇させた社会情勢としては、2001年9月に発生したイスラム過激派によるアメリカ同時多発テロがあります。1990年代に東西冷戦が終結してから、アメリカ経済は盛り上がりを見せており、「金よりも米ドル」の動きから金は大量に売却され、金の価値が下がっていきました。しかし、「9.11テロ」発生直後から金融市場は大混乱し、アメリカの株価は大きく下落します。米ドルは売り込まれ、代わりに無国籍通貨である金が買われていきました。

財政金融政策「アベノミクス」

2013年に、当時の日本の総理大臣である安部元首相が実施した、大規模な金融緩和政策「アベノミクス」も、金相場に大きな影響をもたらしています。アベノミクスは、日本経済を立て直すための政治政策のことで、この政策により国内の実質GDPは2.0%上昇し、企業の経済利益は過去最高水準に達しました。日本国内の経済がプラスになったことで、円安傾向になり、金価格の上昇につながりました。

新型コロナウイルス感染症の爆発的拡大

新型コロナウイルス感染症が拡大を見せ始めた2020年2月は、経済の先行きに対する懸念から、金が買い進められました。その後株価も暴落し、資産家たちが一気に資産を現金化し始めます。株に続いて金も売られ始め、3月下旬ころにかけて値が下がっていきました。その後、各国の政府による経済対策や金融緩和策により株価は徐々に回復します。金価格は、株価を上回る勢いで回復していきました。

ロシアによるウクライナ軍事侵攻

2022年のロシアとウクライナの戦闘状態も世界経済に大きな影響を与えています。世界的に景気後退が懸念され、投資家たちが安全資産として金を買う方向に動き、金の価格が上昇していきました。また、ロシアでは米ドル決済が禁止されたり資産凍結の制裁を受けたりしました。さらにアメリカとの関係が良好ではない国が、経済安定化のために金準備を増やしたことなども、金の価格上昇に影響を与えていると考えられます。

金相場が下落する要因となるのは?

それでは、今後金の価値がなくなることはないのでしょうか。金価格を予測するにあたっては、価格を下落させる要因も知っておきましょう。

金の需要の減少

金は装飾品やテクノロジー、投資などさまざまな面で需要があります。金の価格を決めるのは、需要と供給のバランスです。現在、金の需要を占めているのは約70%が新興国市場で、そのうち中国とインドで需要が加速しており、全世界の半分以上を占めています。しかし、ワールド・ゴールド・カウンシルが公表したデータによると、2022年は中国とインドにおける需要はやや減少し、金の供給過剰量は前年と比較すると減少の傾向も見られます。万が一、今後も需要が減退していくと、金の価格水準は低下する可能性も考えられるでしょう。

米ドルの価値の上昇

金の価格を長期的に予測するためには、米ドルの価値にも注意しておく必要があります。米ドルは、基軸通貨としての役割を果たしており、金が信用を失ったときに代替通貨として働きます。2001年の世界同時多発テロ以前のように、米ドルの信用が厚く、米ドルの価値が上昇すれば、金の価値は下落することも考えられるでしょう。

経済の安定化

金は、経済の動向に左右されにくい資産のため、コロナやウクライナショックなど世界情勢が不安定な状況では価格が上昇する傾向があります。しかし、経済が安定してくれば金の価格は下がってくると考えられるでしょう。金は、保有していても配当や利子がつかず、利益は見込めません。経済が安定しているとき、投資家たちは金よりも利益のつく株式や債券などに投資すると考えられます。そのため、経済が安定すれば、利益を生まない金の価格は下落していくと考えられるでしょう。

経済不安の解消

大企業の倒産やテロ、戦争などの地政学的理由による経済不安がある場合、投資対象は株式や債券よりも金に移行され、金の価格は上昇することになります。しかし、戦争やテロなどが終息に向かい、経済不安が解消されれば利益の高い投資対象に資産が流入するため、金の価値は下がると考えられます。

10年後の金相場は?金高騰はいつまで続く?

それではこの先いつまで金の価格が高騰した時期が続くのでしょうか。金の価格変動にはさまざまな要素が絡んでいるため、一概にはいえませんが、これまでの推移と現在の状況から検討してみましょう。

過去20年の金価格を振り返ると、価格は年々上昇を見せてきました。しかし、今後、短・中期的には一時的に高騰が落ち着くと考えられています。その背景にあるのは、新型コロナウイルス感染症が2023年に5類に移行したことが挙げられます。新型コロナウイルス感染症が世界的に拡大したことは、金の高騰要因のひとつにすぎませんが、それが解決されることで、社会や経済に少しでも安定の動きが見られれば、金の価格高騰の流れは緩まるでしょう。そのため、金の価格高騰は落ち着くと予測されます。

しかし、金の埋蔵量には限度があることから、価格が下がるとは考えにくく、宝飾品やテクノロジー面での金の需要もなくなる可能性はないでしょう。また金の採掘コストは高騰する可能性があり、金の価格は10~20年の長期的視点から見ると今後も緩やかに上昇していく可能性が高いと考えられるでしょう。

金の価格はどう推移している?10年間の金相場と今後の見通しを予想

今、金は買うべきか売るべきか?

金の価格が高騰状態にあることや世界の経済状況などを考慮したとき、手元にある金を売るべきなのでしょうか。それともさらに買うべきなのか検討してみましょう。

長期保有を考えるなら買っても良い

今金を買うべきか、それとも売るべきか悩んでいる場合には、どのくらいの期間保有する予定でいるのかを考えましょう。長期保有を考えている場合は、金の価格が今後も緩やかに上昇していく可能性を考慮すると、追加で買っても良いかもしれません。

価格が高騰しているときが売りどき

2023年12月現在、新型コロナウイルス感染症は終息を見せつつあります。またロシア、ウクライナ間での戦争も終息を迎えるとしたら、金の価格は落ち着いてくると考えられるでしょう。さらに3年間続いてきた円安も収まり、2024年は円高に向かうといわれています。円高が進めば、ドル円相場の影響を受けている金価格は、下落の可能性が考えられます。いつから下落するのか、今後どこまで上昇を続けるのかは分からないため、手元に保有している金をこの先も長期的に保有する予定がないのであれば、今が売りどきかもしれません。

金を売るなら買取専門店がおすすめ

金を売ることを検討する場合は、安心できる買取専門店に依頼しましょう。国民生活センターによると、訪問による買取トラブルが増加傾向にあるといいます。「お皿だけ売るつもりだったが、貴金属まで強引に買取られてしまった」「貴金属を相場よりもかなり安い価格で買取られてしまった」などの事例があるようです。万が一強引に訪問買取の方が訪ねてきた場合には、はっきりと断りましょう。。

なお、貴金属製品の買取を依頼する際は、トラブルに巻き込まれないためにも信用できる買取専門店を選んで依頼してください。買取専門店を選ぶときは、以下のようなポイントに注目してみましょう。

最新の金相場や買取価格を提示している

依頼したい買取専門店を選ぶ際には、ホームページを確認し金の買取相場を提示しているところを選びましょう。金相場や買取価格を明確に提示しているところなら、信用できる可能性が高いと思われます。ホームページの情報を基に、事前にある程度の買取価格を把握できるため安心でしょう。

金製品のブランドやデザインも加味して評価してくれる

金製品を評価するときは、純度と重量が基本ですがブランドやデザイン性も大事なポイントです。特に万人に受け入れられているブランドの場合は、評価が高くなります。またデザイン性の高いジュエリーも評価されやすく、価格に影響します。金を使ったジュエリーなどを査定してもらいたいときは、ブランドやデザイン性を含め、総合的に評価してくれる買取専門店を見極めましょう。

正確に評価してくれる買取専門店かどうか判断する際には、金や貴金属に対して詳しい知識のある鑑定士が在籍しているかどうかチェックしてみてください。専門知識を持つ鑑定士なら、その日の相場を反映した査定をしてくれるだけでなく、査定金額などについても分かりやすく説明してくれるため、安心して取引できるでしょう。

見積もりや査定を無料で行ってくれる

見積もりしてもらう場合、手数料が発生してしまうと負担になります。無料で行ってくれるところなら、見積もりにかかる費用を抑えられるでしょう。万が一手数料がかかる買取専門店を選ぶ場合は、手数料を加味して売却費用を検討しましょう。見積もりや査定費用をチェックするときは、店頭における対面査定だけでなく、見積もり作成費用や宅配利用時の送料なども確認してみてください。

エコリングなら金の高額買取ができます!

エコリングは金や貴金属の買取を強化しています。リユース業界における経験値が高い鑑定士が多数在籍しているエコリングでは、適正価格で査定するだけでなく、高額買取価格を提示しています。また接客も丁寧なので、安心できる取引が可能です。さらにインゴットの精錬分割も実施しているので、売却時期で悩み、一度に売却することをためらっている場合でも利用できるでしょう。査定後のキャンセルも可能なので、ぜひ一度査定額だけでも聞いてみてはいかがでしょうか。ホームページでは、金の参考相場価格を計算できるツールを用意しているので、ぜひご自身でも計算してみてください。

金を少しでも高く売るためのコツ

金を手放すのであれば、少しでも高額査定を出してもらいたいでしょう。最後に金を高く売るためのコツを紹介します。

金の重量を確認してから査定に出す

査定に出す前に、ご自身でも重量を確認しておきましょう。金製品の重量を事前に把握しておけば、万が一買取専門店が不当な重量や価格を提示してきた場合でも気づけるはずです。ご自身で金の正確な重さを出すのは困難ですが、ご自宅のキッチンスケールでもおおよその重量はわかるため、査定に出す前にあらかじめ確認しておきましょう。

金の純度を確認する

金の査定をする際には純度も重要です。金やプラチナ、銀などの貴金属製品には、素材や純度を証明するための「ホールマーク」が刻まれており、品質を見極めるポイントになります。国や地域で表示方法が異なる場合もありますが「18K」や「24K」などで表示されているため、確認してみましょう。なお、純度が高いほど買取価格は高くなります。

査定前に相場を確認しておく

金価格は日々相場が変動するため、売却するタイミングによって価格は大きく変わります。金を高く査定してもらいたい場合には、こまめに相場をチェックし、価格が高いタイミングで売却しましょう。ただし、価格がどのように変動するのかはわからないため、どのタイミングで売却したら良いか迷ってしまう方もいると思います。自分の中で「いくらなら売却する」と価格を決めておくと判断しやすくなります。

金の買取に手数料はなぜかかる?発生する理由や金を高く売るコツも紹介

金は売りどきが大事!売却に悩んでいるなら買取専門店に相談しよう

金は高騰が続いており2023年12月時点、過去最高水準で買取されています。今後も価格は緩やかに上昇していくと考えられますが、円高傾向や新型コロナウイルス感染症の終息から、下落の可能性も否定できません。手元にある金製品を売るべきか悩んでいる場合には、一度買取専門店で査定してもらってはいかがでしょうか。またホームページではご自身でも金属製品の参考相場価格を計算できるので、手元にある金製品にどのくらいの価値があるのか確認してみるのもおすすめです。

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記事を作成・監修したマイスター

TANAKAさん
小さな2人の田中を育てながら、オールジャンルで執筆中のアラフォー世代。趣味はお酒と睡眠。なんでも捨てたがるのに、なぜか片付かない過去の思い出の品とともに暮らしています。

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