各月に割り振られた誕生石にはパワーがあるとされ、身につけると幸せが訪れるといわれています。自分の誕生石のジュエリーを持っているという方もいるのではないでしょうか。海を思わせるようなみずみずしい色が特徴のアクアマリンは、3月の誕生石です。アクアマリンの魅力や産地、石言葉などについて、まとめてチェックしていきましょう。また、アクアマリンの正しい保管方法や高く売る方法についても解説するので、ぜひ参考にしてみてください。
INDEX
アクアマリンは3月の誕生石のひとつです。どんな特徴があるのか、詳しく見ていきましょう。
アクアマリンの魅力は、海を思わせるみずみずしい色にあります。カラージュエリーの質は色の濃さが重視されるのが一般的ですが、アクアマリンは透明感のある色合いに価値が認められてきました。美しい輝きもアクアマリンの魅力のひとつ。特に夜にはろうそくや照明に当たると輝きが際立つため、ヨーロッパの貴族は夜会でアクアマリンを身につけていたそうです。
アクアマリンという名前は、ラテン語の「海」と「水」が語源です。海を連想させる石ということで、アクアマリンと名付けられました。その美しい色が海のパワーを宿しているとされ、古来ヨーロッパでは船乗りたちの航海や豊漁のお守り石にもなっていたようです。
アクアマリンの産地として有名なのは、ブラジルやパキスタン、アフガニスタンといった場所。それ以外にも、世界各地で採掘されており、産地により違いがあります。例えばブラジルは大粒のアクアマリンがたくさん産出されてきた場所。モザンビークは採掘され始めたタイミングが比較的新しい産地で、現在高品質なアクアマリンの産地として広く認知されています。
アクアマリンはベリルという鉱物グループのひとつ。ベリル系の石は元素が混入することで色が変わります。アクアマリンの独特な色合いは、微量の鉄が混じっているからと考えられているそう。薄い水色をしたアクアマリンが多いですが、グレーやグリーンがかった色味などもあります。アクアマリンのモース硬度は7.5～8で、傷や摩擦にも強く割れにくさを表す靭性も高いため、正しく取り扱えばヒビが入る可能性も低いでしょう。
アクアマリンの石言葉には、「聡明」「勇敢」「沈着」などがあります。3月は新生活のスタートを切る前の月。そんな3月の誕生石であるアクアマリンが持つのは、これからの進路を切り開くタイミングにぴったりの石言葉です。石言葉には怖い意味を持つものもありますが、アクアマリンの場合は力強さを感じるものばかりとなっています。
また、幸せをもたらす石として「幸福」という石言葉もあり、日本では結婚4周年のアニバーサリーストーンにもなっています。出産や結婚のお祝いにアクアマリンを贈るケースも多いようです。
アクアマリンの中でも特に価値が高いとされているのは、サンタマリアアクアマリンです。かつてブラジルのサンタマリア鉱山で特に深い色味をもつアクアマリンが採掘されたことから、このように称されます。
現在サンタマリア鉱山は閉山したため、サンタマリアアクアマリンと呼ばれているのはブラジルのほかの場所で採掘された深い色のアクアマリンです。また、モザンビークでも深い色のアクアマリンが採掘されることがあり、サンタマリア・アフリカーナと呼ばれて高値で取引されています。
誕生石はアメリカが定めたものをベースに、文化や宝石産出量に合わせてアレンジされています。3月の誕生石として広く知られているのはアクアマリンですが、珊瑚やブラッドストーン、アイオライトも3月の誕生石です。モルガナイトはもともと3月の誕生石でしたが、2021年12月に日本の誕生石が改訂され、4月の誕生石となりました。
アクアマリンの価値はどのように判断されるのでしょうか。
アクアマリンのようなカラージュエリーの判断基準は色です。アクアマリンの色には、淡いブルーから目が覚めるようなブルーと、いくつかの段階があります。アクアマリンで最も価値が高いのはサンタマリアアクアマリンであることからもわかるように、純粋なブルーに近いほど評価が高くなります。
ちなみに、天然のアクアマリンは純粋な水色ではなく、緑がかった淡い青色です。加熱処理により緑色を抜いた美しい水色にされるのが一般的。非加熱で天然のままのアクアマリンも流通していますが、市場価値は下がります。
アクアマリンの魅力のひとつである透明度は、高ければ高いほどよいとされています。アクアマリンの透明感を左右するのは、色の品質に応じた最適なカッティング。アクアマリンの美しい透明感を引き出すカッティングかどうかも、重要な項目のひとつ。正面から見たときにバランスがいい、美しいカットほど評価が高くなります。
アクアマリンの正しい保管方法についてもチェックしていきましょう。
アクアマリンは、ほかのジュエリーと分けて保管する必要があります。アクアマリンは硬度が高いため、一緒に保管しているほかの柔らかいジュエリーを傷つけてしまう可能性があるためです。仕切りのあるジュエリーケースに収納したり、ジェリーをひとつずつ小袋に入れたりして、ほかのジュエリーと絡まったりぶつかったりしないよう工夫しましょう。
アクアマリンは直射日光を避けて保管することも大切です。紫外線が当たるとアクアマリンに含まれる鉄が化学反応を起こし、色が退化する恐れがあります。紫外線により美しい青みが抜け、白っぽくなってしまうそう。ただし、放射線を当てると色は元に戻ります。
また、汗に含まれる塩分にも弱いため、汗がついたまま保管すると変色してしまう可能性が。身につけたあとは汗を拭きとるなどこまめなケアが必要です。
アクアマリンの普段のお手入れは、身につけたあと保管する前に柔らかい布で拭くだけで十分です。しかし、ずっと身につけているとそれだけでは透明感が濁ることがあります。しっかりケアしたいときのお手入れ方法も把握しておきましょう。
アクアマリンをきれいにするには、中性洗剤とぬるま湯を使うのが簡単です。ぬるま湯に中性洗剤を2～3滴入れ、その中にアクアマリンを入れて優しく洗います。汚れやすいのは石と留め金の隙間。指で優しくこするか、柔らかいブラシで汚れを取り除きます。水分が残った状態で保管するのはNGです。きれいになったら必ず柔らかい布で水分をふき取りましょう。
宝石を洗浄機できれいにする方法もあります。よく使用されるのは、超音波エネルギーによる繊細な泡で汚れを落とす超音波洗浄と、スチームの噴射でほこりを飛ばすスチームクリーナーです。傷がつきやすい宝石は超音波洗浄やスチームクリーナーでお手入れができませんが、アクアマリンは硬度が高く熱にも強いため洗浄機できれいにしても問題はありません。ただし、割れ、液体インクルージョンがあるなどといった場合にはこれらは使用しない方がいいでしょう。
割れ目にガラス質の物質を入れるフラクチャー充填処理が施されたアクアマリンの場合は、超音波洗浄やスチームクリーナーのお手入れは不向きです。その場合は中性洗剤とぬるま湯でのお手入れのみにとどめておきましょう。
大事にしていたアクアマリンをせっかく売りに出すなら、適正価格でできるだけ高く買い取ってもらいたい方も多いはず。高く売るコツについて解説します。
アクアマリンの信頼性を高めるためには、鑑別書も一緒に査定に出すのがおすすめです。宝石鑑別書は宝石の持つ価値を証明するためのもので、アクアマリンが本物であることを証明できます。鑑別書があれば、適正な価格で買い取ってもらえる可能性が高まるでしょう。購入する際に鑑別書がついていなかった場合でも、専門の鑑定機関に依頼して作成してもらうこともできます。
アクアマリンの品質と価値をきちんと理解して鑑定してもらうためには、鑑定士が在籍しており、宝石の買取実績が豊富な買取専門店を選ぶことも大切です。鑑定士が在籍している場合、基本的には公式サイトに表記されています。宝石鑑定士の資格を持つプロが査定してくれると安心です。また、こうした買取専門店であれば宝石の販売ルートも幅広いため、比較的高額な査定結果になりやすいといった側面もあります。
エコリングには経験豊富な鑑定士が在籍。アクアマリンも適正価格で査定、高額買取してくれます。公式ホームページで買取実績も掲載しているので、ぜひチェックしてみてください。
宝石やジュエリーはどこに売る？高く売るコツや売る際の注意点も解説
美しさを楽しむ宝石は、見た目が重要です。そのため、査定時には宝石の状態もチェックされます。普段身につけている宝石は、意外と汚れているもの。皮脂やほこりなどが蓄積すると、せっかくのアクアマリンの透明感が損なわれぼんやりした印象になってしまうでしょう。普段からこまめに拭くなどのお手入れするのはもちろん、お手入れしてから査定に出すことも大切です。
海を思わせる透き通った青が魅力の宝石、アクアマリン。3月の誕生石の代表格として広く知られています。そんなアクアマリンのネックレスや指輪といったアクセサリーを売却したいなら、全国に店舗を持つエコリングがおすすめです。鑑定士が在籍しており、店頭買取以外に出張買取や宅配買取にも対応。独自のメンテナンス技術により、状態の悪いものであっても高額査定してもらえる可能性もあります。自宅に眠っているアクアマリンを売るなら、ぜひエコリングにご相談ください。
不要になった貴金属はございませんか？不要だからといってずっと閉まっておくのは勿体ないです。エコリングでは、貴金属やジュエリー類以外のものでもなんでもお買取りさせていただきます。一度買取できるか？いくらになるか相談してみませんか？
エコリングではLINEで簡単に買取相談ができます。ぜひ一度ご相談ください。
LINEで買取相談する記事を作成・監修したマイスター
ダイヤモンドの鑑定書とは？見方や用語について詳しく解説
エメラルドはいつの誕生石？気になる宝石言葉や効果、気になる価値をご紹介
