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金の見分け方7選|刻印なしでも見極める方法や偽物の特徴を大公開

2023.12.28

お手持ちの金製品が本物かどうか気になったことはありませんか?とくに中古で購入したものや海外で手に入れたものだと、不安が残るでしょう。実際に、偽物の金製品も出回っています。 そこで今回は、金の見分け方を7選紹介していきます。本物・偽物のそれぞれの特徴や、金製品を高く売る秘訣などもまとめました。「家にある金のネックレスが本物かどうか見分け方を知りたい」「金の鑑定はどこでしてもらえるのか知りたい」といった方は見逃さないでくださいね。金の見分け方を知って、気になっていたモヤモヤを解消させましょう。

INDEX

金には本物と偽物がある

そもそも、金には本物と偽物があります。金を見分けるには、何が「本物」で何が「偽物」なのか、把握しておくことが重要です。はじめに、金の純度や真偽に関する情報をチェックしていきましょう。

【豆知識】金の純度を示す単位

金の純度を示す単位は「カラット(K)」です。金製品の刻印で表記されている「K24」や「K18」は、金の含有率がどのくらいかを表しています。ただし「K24だから金の含有率は24%」というわけではありません。カラットは、24=100%と考える「24分率」に基づいた表記となっています。例として、K24とK18における金の含有率を求めてみましょう。

【K24】24÷24=1(99.9%)
【K18】18÷24=0.75(75%)

つまり、K24はほぼ100%に近い金、K18は75%の金に25%の他の金属(割り金)を配合した合金になります。

また、K24ではなく「24金」や「18金」といったワードに聞き覚えがある方も多いかもしれません。K24と24金、K18と18金は同じ意味となっています。

本物の金:純金・合金

「本物の金」に分類されるのは、純金や合金です。それぞれの特徴を解説します。

純金

「純金」と聞くと100%の金なのではとイメージしがちですが、実はそうではありません。金の含有率が99.99%以上であれば、純金またはK24となります。

もともと、金は錆に強い物質です。したがって、ほぼ100%金だけでできている純金は変色することなく、いつまでも輝きを失いません。一方、金は柔らかく傷つきやすい性質も持ち合わせているため、取り扱いには注意が必要です。

合金

合金は、金と他の金属(割り金)を配合した物質です。お伝えしたように、金そのものの硬度は高くありません。そのため、硬さの調整や加工しやすいよう他の金属を混ぜ合わせるのです。日本ではK18やK14の装飾品が多く流通しています。ここで、金の割り金となる代表的な金属をまとめました。

・銀
・銅
・亜鉛
・ニッケル
・パラジウム など

どの割り金を採用するかによって、金の色が変化します。例えば、銀と銅を割り金にするとイエローゴールドに。銀・銅・パラジウムを配合するとピンクゴールドになります。ただし、金の含有量が少なくなると、変色や錆のリスクが高まるでしょう。

偽物の金:金メッキ・純度を偽装したものなど

偽物の金としては、金メッキ製品や金張り製品、純度を偽装したものなどが該当します。詳しく見ていきましょう。

金メッキ製品

金メッキとは、別の金属の表面に金のコーティングする加工技術です。薄い金の膜を電気処理によって金属の表面に付着させているのです。金メッキ製品は一見すると純金や合金のようですが、中身が違う金属で作られているため本物の金ではありません。

なお、金メッキ製品には通常「GP」と刻印が入っています。例えば「K18GP」と刻印がある場合、K18の金メッキで加工されている製品ということになります。

「GP」とあれば金メッキだと簡単に見分けられますが、意図的に刻印を入れずにあたかも本物の金のように偽った製品が出回っていることも。精巧なものだと、見分けが難しいでしょう。

金張り製品

金張り製品も、別の金属の表面に金が貼りつけられている製品です。金メッキと異なるのは、貼りつける金の厚み。金張り製品は、厚みのある金のプレートを圧力や熱を加えて金属に貼り合わせています。

金張り製品に施される刻印は「GF」です。貼りつける金のプレートの純度によって「K24GF」や「K18GF」などと表記されています。

ただし、金メッキ製品と同様に、刻印を入れていなかったり「K18」など偽りの表記で販売していたりと、悪質な金張り製品もあります。

金の純度を偽っている製品

純度を偽って刻印している製品も、本物の金とは言えません。例えば、実際は「K10」の合金であるにもかかわらず「K18」などと刻印しているケースが該当します。この場合、よほど見慣れていないと簡単には真偽を判断できないでしょう。

金ではないパーツを使用した製品

複数のパーツから成る製品では、一部でも金以外の素材が使用されていると偽物となります。金製品に刻印する場合、すべてのパーツにおいて同じ純度である必要があるのです。例を見てみましょう。

金のネックレスの留め具に「K18」と刻印されていたとします。本物であれば、チェーンや接続部分など全てのパーツが同じK18でできています。しかし、なかには留め具だけK18で他のパーツは金メッキというケースも。一見しただけでは、部分的にごまかされた偽物を見抜くのは困難でしょう。

本物・偽物が見分けにくいケースも

紹介したように、偽物のなかには本物そっくりに作られたものが存在します。素人目では判断が非常に難しいでしょう。そのため、次に紹介する金の見分け方を実践しつつ、プロに査定してもらうのも視野に入れてみてください。

金は本物?偽物?見分け方7選

では実際に、金が本物か偽物かを見分ける方法をお伝えします。金の見分け方にはさまざまありますが、今すぐできる簡単な方法から、試金石を使用したり金の比重を計算したりといった本格的な見分け方まで、7選まとめました。

刻印を確認する

まず、金製品に刻印があるか確かめてみましょう。「K24」や「K20」などの刻印が入ってば、本物である可能性が高まります。

ただし、刻印だけで本物の金と判断してしまうのは早計です。というのも、お伝えしたように金メッキ製品に偽の刻印をしたり、純度が正しくない表記をしたりといったケースがあるため。刻印の確認と併せて、他の方法でもチェックしてみましょう。

金の色味で判断する

金の色味を注意深く観察することで、真偽の見分けがつく場合があります。まず、本物の金の色味を把握しておきましょう。

K24は、オレンジに近い山吹色のような濃い黄色が特徴です。K20やK18など金の配合率が下がるにつれて、割り金の影響で黄色のトーンが明るくなっていきます。K10まで下がると、暗く鈍い色合いになります。

一方、金の色味が薄く、不自然にキラキラしているようであれば、金メッキ製品かもしれません。金の色味に違和感があったら、偽物の可能性も視野に入れておきましょう。

磁石にくっつくか確かめる

本物かどうか見分けたい金製品に、磁石を近づけてみてください。本物の金は、磁石にくっつきません。もし磁石がくっついたら、高い確率で偽物と考えられるでしょう。

しかし、磁石だけで必ずしも真偽を見分けられるとは限りません。合金の場合、割り金によっては磁石に反応するケースがあるでしょう。反対に、わざと磁石にくっつかない銀や錫などに金メッキを施している偽物もあるのです。そのため、磁石だけでなく他の方法も併用してみてください。

剥がれていないかチェックする

金製品に剥が生じていないかチェックするのも、金の見分け方のひとつです。金製品の表面に剥離がある場合、金メッキ製品と考えられるでしょう。金メッキ製品は、別の金属の表面に薄い金の膜を貼りつけているに過ぎないので、衝撃や摩擦が加わると剥がれやすいのです。

金メッキが大きくめくれているとすぐ判断できますが、ごく一部だけ剥がれているだけでは汚れだと勘違いしてしまうかもしれません。金製品の細部までじっくり観察し、剥がれの有無を確認してみてください。

手に取ったときの温度変化を確認する

金製品を手に取ったときの感触で、本物かどうか見分けられるケースがあります。金は熱伝導率が高いので、手に取った瞬間は冷たく、次第に温かく感じるようになります。これは、手の熱が金に伝わるため。金の純度が高いほど、温度変化を実感しやすいでしょう。

反対に、金と偽って中身が別の金属だった場合、熱伝導率が低い可能性があります。熱伝導率が低いと、本物の金のような温度変化を感じられません。

試金石を使う

試金石とは、金の品質を見極める際に用いる硬い黒石です。試金石の表面に金製品をこすりつけ、感触や削られた金の色合いから本物かどうか判断します。

本物の金の場合、こする感触が柔らかく、削り取られたものは濃い黄色となります。金以外の金属であれば、こするときに硬く感じるでしょう。金メッキ製品の場合は、表面の金が剥がれて中身が見えてきます。試金石には黒っぽい跡が残ります。ただし、厚みのある金メッキや二重に加工されているものだと、見分けがつきにくいでしょう。

なお、試金石による見分け方法は金製品を傷つけて価値を下げることになるので、気軽に試すのはおすすめできません。よく検討してから使用しましょう。

水に沈めて金の比重を調べる

金の比重(密度)は、純度によって異なります。そのため、金の比重を測ることでどの純度なのか、偽物なのかの見分けがつきやすくなります。金の比重を測るには、次の手順で 進めてください。

【準備するもの】
・金製品
・金製品が収まるサイズの容器(カップ、ボウルなど)
・スケール
・糸
・電卓

【手順】
1.スケールで金製品の重量を測る
2.水を入れた容器をスケールに乗せ、表示をリセットしてゼロにする
3.金製品に糸を結ぶ
4.金製品が容器の側面や底につかないよう、糸で吊るしながら慎重に沈める
5.金製品を沈めたときの重さを確認する
6.電卓で「金製品の重量÷金製品の体積」を計算して比重を求める

金製品の体積は、水に沈めたときの重さです。水の密度は1立方センチメートル=1gなので、金製品の体積が水に沈めたときの重さと同じになるのです。つまり、水に沈めて20g増えたとしたら、金製品の体積は20立方センチメートルになります。

ここで、金の純度別の比重を確認しておきましょう。

・K24:19.13~19.51
・K18:14.84~16.12
・K14:12.91~14.44
・K10:11.42~13.09

水に沈めて算出した比重を元に、お手持ちの金製品の刻印表記が正しいか確かめてみてください。ただし、金製品と他の素材が組み合わせてあるネックレスなどは、この方法で金の比重を正確に調べられないので、ご注意ください。

金の見分けがつかない場合はプロに査定してもらおう

ここまでで、金の見分け方をお伝えしました。自宅でも簡単に調べられる方法があるので、本物か偽物かを見分ける判断材料になるでしょう。

とはいえ、本物そっくりに作りこまれた偽物を見分けるのは、容易ではありません。確実に見分けるには、プロに査定してもらうのが得策です。プロの手にかかれば、ルーペでパッと見たり手に持ったりしただけですぐに判断してもらえることも。労力をかけて自分で調べるより正確なだけでなく、時間や手間を費やさずに済むのも魅力です。

おすすめの査定先は買取専門店

金の査定先としておすすめしたいのは、貴金属の買取実績が豊富な買取専門店です。買取専門店には専門的な査定用品が完備されており、さらに金の見分けに精通した鑑定士による査定が受けられます。条件が良ければ、そのまま売却することもできます。

金を査定してもらう買取専門店を選ぶポイント

とはいえ、買取専門店ならどこでも良心的に金を査定してもらえるとは限りません。正確かつ納得のいく査定結果を求めるなら、信頼できる買取専門店を選ぶことが重要です。いきなり持ちこむのではなく、お店の情報を収集してから依頼しましょう。 では、具体的に買取専門店を選ぶポイントを解説します。

金の買取実績が豊富か

まず、金の買取実績が豊富にあるか確認してください。数多くの買取実績があれば、金を査定するノウハウが蓄積されていると考えられます。歴史が長ければそれだけ経験も積み重なっているでしょう。買取経験が乏しいと、金を正確に査定する技術が確立されていないかもしれません。

買取実績はお店のホームページなどで紹介されているので、査定依頼先として検討している買取専門店の情報をチェックしてみましょう。

手数料がかからないか

金の査定に手数料がかかるかどうかもポイントです。できるだけ手数料がかからない買取専門店を選びましょう。「金の査定後にそのまま買取ってもらいたい」といった場合、手数料が発生すると実際の売却による利益が少なくなってしまいます。

手数料の他にも、査定後に売却しなかったときのキャンセル料や見積もり料などがかかるかも確かめておきましょう。

きちんと見積書を出してくれるか

たいていどこの買取専門店でも査定後に見積書を出してくれます。もし、見積書を出し渋るようなお店であれば、信頼がおけません。安心感を得るには、きちんと見積書を作成している買取専門店なのかチェックしておく必要があります。

金の査定なら「エコリング」へ

エコリングでは、経験豊富な鑑定士が金の査定を行っています。もし金が本物かわからない場合でも、一度お持ちこみください。素材が不明な製品でもエコリングなら判定可能です。

また、エコリングはジュエリーや金貨、金杯などさまざまな金製品の買取実績があります。オリジナル同様に再現できるメンテナンス技術を保有しているので、状態が悪い金であっても査定に対応しています。査定の結果、金メッキ製品だったとしても買取可能です。お手持ちの金製品が本物かどうかを知りたい方、これを機に売却を考えている方は、ぜひエコリングにご相談ください。

金や金製のジュエリーを高く売る3つの秘訣

売却を見越して金製品を査定してもらうなら、より高く買取ってもらいませんか。ここからは、金や金製のジュエリーを高く売る秘訣を紹介します。

金相場が高い時期をねらう

金の相場は常に一定ではありません。日々変動しているので、金相場が高まっているタイミングをねらって売却しましょう。その理由は、金相場の上昇とともに金の買取価格もアップするためです。

おすすめのタイミングは、株価が下降傾向なときや、金融緩和が実施されるときです。さらに、円安のタイミングでも金が高騰しやすいでしょう。

2023年11月の現況

2023年11月現在は、まさに金の売りどきです。K24のインゴットなら、1g当たり10,000円を超えています。長期的に見ても、この先も金の価値は緩やかに上昇していくと予想されています。

とはいえ、世界各地で起こっているテロや戦争の影響によって、短期的に金相場が下落する可能性も否定できません。チャンスを逃さないためにも、早めに売却を検討しましょう。

きれいな状態にしておく

状態が悪くても金の査定をしてくれる買取専門店もありますが、きれいにしておくに越したことはありません。インゴット(金の塊)であれば多少汚れていても問題ないでしょう。しかし、金製ジュエリーやコレクション用の金貨の場合、汚れていると買取価格に影響してしまいます。

金製品は、専用の革を使用して優しく拭いてお手入れしましょう。メガネ拭きで代用してもかまいません。汚れがひどいときは、子ども用の柔らかい歯ブラシと薄めた中性洗剤を使って洗います。お手入れの際は、金製品が傷つかないようなでる程度に拭いたり洗ったりしてください。

付属品を揃える

付属品の有無は、買取価格を左右します。付属品が揃っていれば、買取価格アップが見込めるでしょう。金製品の付属品には、以下のようなものが該当します。

・鑑定書
・保証書
・レシート
・金製品が入っていた外箱・内箱 など

鑑定書は、金の正しい価値の証明になります。箱は「プレゼント用に購入したい」といった方に重宝されるため、買取価格のプラス要素となるのです。より高く売却するためにも、付属品も添えて査定に出しましょう。

金を売る時の注意点は6つ!税金や買取専門店の選び方なども徹底解説

【注意】金の売却益には税金がかかる場合がある

金製品の売却で気をつけたいのが、税金です。金製品を売って得た利益は「譲渡所得」に該当します。

投資目的の金地金の場合、売却益が年間50万円までは特別控除が適用されるので、非課税です。売却益が年間50万円を超えると、特別控除でカバーできない分が課税対象になります。

また、金製のジュエリーは金地金ではなく生活用動産に該当します。そのため、1個または1組の売却益が30万円を超えると課税対象になるのでご注意ください。

金の見分けや売却に関するQ&A

最後に、金の見分けや売却に関する気になる疑問にお答えします。

「K18」ではなく「18K」と刻印されているのは偽物?

「18K」など数字の後ろにKがある「あとK」で刻印されている金製品は、偽物の可能性があります。日本ではKの後に数字を表記するのが一般的です。一方、「18K」といった刻印が入っているものは、東南アジアを中心とする海外製品に多く見られます。

「あとK」の金製品のなかには、まったく違う金属で作られていたり、刻印の情報より金の純度が低かったりする例が報告されています。あとK表記の金製品があったら、一度真偽を確かめてみましょう。

日本では金の偽物が多く出回っている?

日本では、偽物の金が市場に出回ることは滅多にありません。その理由は、金の刻印に厳しい基準があるため。日本国内のお店で新品の金製品を購入したなら、本物と考えて差し支えないでしょう。

「ただし、フリマやオークションサイトで出品されている金製品は偽物である可能性が捨てきれないので、ご注意ください。

金メッキや刻印のないジュエリーは売れない?

買取専門店によって、金メッキ製品や刻印のないジュエリーへの対応が異なります。買取ってもらえることもあれば、断られるケースもあるでしょう。手元の金製品を確実に売却したいなら、金メッキ製品なども買取対象になっているお店を選ぶと安心です。また、刻印なしの金製品にも対応している買取専門店は、金の査定技術に自信を持っている証拠でもあります。

金メッキのアクセサリーは買取可能?高く買取ってもらえるコツを解説
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金の見分けに困ったら買取専門店での査定が確実!

金製品の本物か偽物かを確かめるには、刻印を調べたり磁石を近づけてみたりと、さまざまな見分け方があります。ただ、どれかひとつの方法で真偽を決めてしまうのではなく、あらゆる角度からチェックしてみてください。

しかし、世の中にはとても精巧な偽物も存在します。確実に見分けるには、買取専門店への査定も検討しましょう。2023年11月現在、金相場が高まっているので、査定後にそのまま売却するのも悪くありません。金の見分けに困ったらプロに査定を依頼し、納得のいく結果を見つけましょう。

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記事を作成・監修したマイスター

TANAKAさん
小さな2人の田中を育てながら、オールジャンルで執筆中のアラフォー世代。趣味はお酒と睡眠。なんでも捨てたがるのに、なぜか片付かない過去の思い出の品とともに暮らしています。

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